携帯電話への転送に便利な「ボイスワープ」とは?

携帯電話に転送!「ボイスワープ」が便利!

ビジネスフォンには様々な機能が備わっていますが、その中で「転送」は頻繁に使う機能の一つ。

ビジネスフォンの転送は従来、外線着信を同じ建物、フロアに在社している社員に内線番号で転送する機能。
それが今では、インターネットや携帯・スマホの普及拡大に伴い、外出している社員へ転送する「外線転送」もできるのです。

その外線転送はビジネスフォンでも設定できますが、より確実に携帯電話に転送したいときは「ボイスワープ」がおすすめ。
名前だけ見ると、ビジネスフォンの機能の一つかと感じますが、NTTが提供する電話転送サービスになります。

ここからは、ビジネスフォンの着信を携帯電話へ安心して確実に転送できる「ボイスワープ」とはどのような転送サービスなのかご紹介いたします。

▶︎目次

1.携帯電話への転送に便利な「ボイスワープ」とは?

ビジネスホンは家庭電話機と違い、内線電話機と「主装置(PBX)」と呼ばれる小型の電話交換機が必要。

ビジネスホンで日常利用している、

  • 着信
  • 発信
  • 保留、転送
  • 内線
  • 代表組

といった、いわゆるビジネスホンの5大機能は、主装置(PBX)が制御することで利用できるのです。

そこで、日常的に使う機能の一つが「転送」。
基本は、ビジネスホンの転送は基本的に「保留」とセットで利用します。

転送は、外線着信した電話を、同じ建物・フロア内の別の社員に内線番号によって転送する「内線転送」が主に利用されますが、外部の携帯電話に転送できる「外線転送」も現在のビジネスホンには備わっています。

外線転送は、手動で転送する方法と自動的に転送する方法の2通り。
インターネットや携帯電話の普及拡大によって、ビジネスホンの基本機能として「外線転送」機能が搭載されるようになり、現在多くのメーカーの機種で利用できます。

携帯電話への転送に便利な「ボイスワープ」とは?

携帯電話への転送は「ボイスワープ」がおすすめ!

以上のように、ビジネスフォンには外部の携帯電話に転送できる機能は備わっていますが、より確実に安心して転送したいときは「ボイスワープ」の利用がおすすめ。

ボイスワープは、NTT東日本・西日本が提供する電話転送サービスになります。
詳しくは、着信した電話を事前に登録してある電話番号に転送するサービスになり、オフィスのビジネスフォンや家庭用電話でも利用できます。

サービス内容

ボイスワープには、

  • 自動転送
  • セレクト機能

と、2つのタイプが用意され、利用に合わせて設定できます。

◆自動転送
自動転送も、使い方が2パターンあります。

無条件転送
電話を着信したとき、転送元の電話機を鳴らすことなく、直接指定した電話に転送。

無応答時転送
電話を着信したとき、一旦転送元の電話機を一定時間鳴らした後に転送。
その際、転送元の呼び出し音が鳴っている間に電話を取れば転送する前に転送元の電話機で通話ができます。

また、「リモートコントロール」を利用すれば、外出先から転送の開始/停止、転送先の変更が可能。
リモートコントロールは「142」をダイヤルして利用する方法(無料)と、リモコン用アクセス番号をダイヤルして利用する方法(有料)があります。

◆セレクト機能
セレクト機能は、着信する相手によって「転送する」、「着信する」が設定できる機能。

登録番号転送
事前に登録した電話番号からの着信だけ、指定の電話番号に転送。
登録した電話番号以外からの着信は、通常通りに着信します。

登録番号着信
事前に登録した電話番号だけ着信し、それ以外の電話番号は指定した電話番号に転送。

以上のように、すべての電話の着信を転送したいときは「自動着信」、指定した電話番号だけ着信、転送したいときは「セレクト機能」というように、利用の仕方に応じて設定できます。

2.ボイスワープの利用料金および設定方法

ボイスワープがどんな転送サービスなのか知っていただいたところで、気になる基本料金および設定方法をご説明いたします。

ボイスワープの利用料金および設定方法

ボイスワープの基本料金

ボイスワープはNTTの電話転送サービスになるので別途月額基本料金が必要。
(以下、税別額)

ひかり電話ボイスワープ ボイスワープ INSボイスワープ
契約対象回線 ひかり電話 一般加入電話 ISDN
月額使用料(住宅) 500円/月 500円/月 500円/月
月額使用料(会社) 800円/月 800円/月
工事費 2,000円

以上のように、ひかり電話はもちろん、一般アナログ回線、ISDN回線でも利用できます。

ボイスワープの設定方法

ボイスワープの設定は、電話もしくはインターネットで行えます。

◆電話
ボイスワープに申し込んだ電話番号から、局番なしで「142」または「147」にダイヤル。
通話が繋がると自動ガイダンスが流れるので、その指示に従ってダイヤル操作すれば設定できます。

◆インターネット
インターネットから「https://www.hikari.ntt-east.net」にアクセス。
ログイン画面が表示されるので、申し込んだ電話番号とパスワードを入力してログイン。その後は画面に従って設定を行います。

というように、難しい設定は一切ないので安心して利用できます。

3.まとめ

現在のビジネスフォンには、外出している社員の携帯電話番号に転送できる「外線転送」機能は備わっていますが、より確実に転送したいときはNTTの「ボイスワード」の利用がおすすめです。

基本は、自動転送とセレクト機能が利用でき、指定した携帯電話番号に確実に転送してくれます。
また、電話をかけてきた相手にアナウンスが流す、転送する電話に対してどの電話番号からの転送なのかをアナウンスを流す、といった設定もできます。

ボイスワープは天下のNTTの電話転送サービスなので、基本料金は必要になるものの信頼性は高いのではないでしょうか。

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